2025年国民生活基礎調査の分析

【第2回】国民の不調1位は「腰痛」、2位は「肩こり」。男女・世代別で見る疾患リスクの真実

【第2回】国民の不調1位は「腰痛」、2位は「肩こり」。男女・世代別で見る疾患リスクの真実

【第2回】国民の不調1位は「腰痛」、2位は「肩こり」。男女・世代別で見る疾患リスクの真実

「2025(令和7)年 国民生活基礎調査」に基づく詳細分析の第2回は、国民が日常的に感じている「自覚症状」と、実際に病院へ行く「通院理由」の実態です。

■ 「自覚症状」のトップは腰痛と肩こり

病気やけがの診断の有無にかかわらず、主観的に感じている不調の総量を示す「有訴者率」のデータから、現代の国民病が浮き彫りになっています。

2025年調査における全体の有訴者率は人口千人当たり255.7です。 男女別にみた有訴者率の上位症状(複数回答)は以下の通りです。

  • 男性の主な自覚症状:第1位「腰痛」、第2位「肩こり」、第3位「頻尿」、第4位「呼吸器・倦怠感等」、第5位「目のかすみ」。
  • 女性の主な自覚症状:第1位「腰痛」、第2位「肩こり」、第3位「手足の関節の痛み」、第4位「体のだるさ/頭痛」、第5位「目のかすみ」。

男女ともに「腰痛」と「肩こり」が不動の上位を占めています。これは、長時間のVDT(情報端末)作業、座りすぎの常態化、スマートフォンの過剰利用に伴う頸椎のストレートネック化など、労働環境と生活様式が身体構造に過度な負荷をかけていることを示しています。

■ 女性の不調率の高さと「見えない負担」

有訴者率を性別で見ると、男性233.2に対して女性276.7と、一貫して女性の方が不調を自覚している割合が高いことが判明しています。

  • 年齢階級別に見ると、特に20〜50代の就労・育児世代において、女性の有訴者率が男性を65〜80ポイント前後も上回るという顕著な性差が確認されています。
  • 女性の上位にある「手足の関節の痛み」「体のだるさ」「頭痛」は、ホルモンバランスの変動や自律神経失調に関連しやすく、無償労働(家事・育児)などの負担が心身を圧迫している結果と言えます。

■ 病院に行く理由は「高血圧症」と「糖尿病」

自覚症状のトップが腰痛・肩こりであるのに対し、「通院者率(人口千対409.2)」の内訳、つまり実際に医療機関に通院している傷病の理由は全く異なります。

  • 男性の通院理由:第1位「高血圧症」、第2位「糖尿病」、第3位「歯の病気」、第4位「眼の病気」、第5位「腰痛症」。
  • 女性の通院理由:第1位「高血圧症」、第2位「脂質異常症」、第3位「眼の病気」、第4位「骨粗鬆症/歯の病気」、第5位「腰痛症」。

今回、公衆衛生上の警鐘と言えるのが、男性の通院理由の第2位に「糖尿病」が定着したことです。 有訴者率トップの「腰痛」「肩こり」「だるさ」を通院理由とする割合が低いことは、現役世代を中心に「病院に行くほどの明確な病気ではない」と不調を放置している「未病層」が数千万規模で存在することを意味しています。

【ひびきのカイロプラクティック フォレオ店より】

「肩こり」や「腰痛」は、誰もが経験するからこそ放置されがちですが、身体の機能が低下し始めている明確なサインです。当院では、これらが慢性化して取り返しのつかない疾患に繋がる前の「未病」の段階で、骨格と筋肉のバランスを整えるケアを提供しています。痛みやだるさを日常の当たり前にしないためのサポートを行っています。

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